鍬田村
くわだむら
[現在地名]岩瀬町鍬田
岩瀬盆地西部に位置し、東は西新田村、南は犬田村および青木村(現真壁郡大和村)。村の東端を桜川の支流泉川が南流する。江戸時代は笠間藩領で、「寛文朱印留」に桑田村とある。「茨城郡村々様子大概」(笠間稲荷神社蔵)によれば、村には堰二があり、桜川に架かる土橋(長さ一五間・幅一丈)は村人足で普請し、扶持が下付される。名主の稲植付の時には農家一戸一人ずつが手伝う習わしがあり、また名主用務の時も村の人足と馬を使用する。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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