図書館情報学用語辞典 第5版 「鎖付き図書」の解説 鎖付き図書 鎖を付け,机や書架に固定された図書.中世ヨーロッパでは図書(写本)の数が少なく貴重とされたので,その亡失を防ぐため,大聖堂や修道院,大学の図書館で始められた.図書に鎖を付けるこの方法は中世の終わり頃まで,ところによっては17世紀まで続けられた.なお,図書に鎖を付けている図書館をchained libraryという.英国のヘリフォードの大聖堂図書館などには,鎖付き図書と書架が残されている. 出典 図書館情報学用語辞典 第4版図書館情報学用語辞典 第5版について 情報 Sponserd by