鎖付図書(読み)くさりつきとしょ

百科事典マイペディア 「鎖付図書」の意味・わかりやすい解説

鎖付図書【くさりつきとしょ】

中世ヨーロッパ図書館,特に修道院の図書館で行われた本の保管方式。本が貴重なため,厚い本の表紙に鎖をつけ,その一端を机や書架に留めて本の亡失を防いだもの。現存の鎖付図書には聖書が最も多い。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

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