鎮道寺
ちんどうじ
[現在地名]苓北町富岡
富岡半島を見下ろす小高い所にある。向陽山と号し、真宗大谷派。本尊阿弥陀如来。「天草近代年譜」によれば、文禄元年(一五九二)良規の開基。慶長一七年(一六一二)東本願寺から本尊阿弥陀如来を下付され、同時に寺号の許可を得て天草総道場となった。その後郡内の同宗寺院総録所に任じられた。本戸村(現本渡市)から富岡五丁目南向筋(現新町付近)に移転したという。元禄三年(一六九〇)頃の新町火事により焼失。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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