鎰取(読み)カギトリ

デジタル大辞泉 「鎰取」の意味・読み・例文・類語

かぎ‐とり【×鎰取/鍵取】

典鑰てんやく
神社の扉の鍵を預かり、祭りをつかさどる家筋

かい‐とり【×鎰取】

かぎとり」に同じ。

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精選版 日本国語大辞典 「鎰取」の意味・読み・例文・類語

かい‐とり【鎰取】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「かい」は「かぎ」の変化した語 ) =かぎとり(鎰取)
    1. [初出の実例]「典鎰(カイトリ)置始多久と菟野大伴と、亦(ぬすみ)に坐(つみ)せらる」(出典日本書紀(720)持統七年四月(北野本訓))
    2. 「院じ、かいとり『藤英が〈略〉ひねり文』と笑はれ、博士達にいささか数まへられず」(出典:宇津保物語(970‐999頃)祭の使)

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