鏈る(読み)クサル

デジタル大辞泉 「鏈る」の意味・読み・例文・類語

くさ・る【×鏈る】

[動ラ四]
つながる。続く。
「くちなはどもの…次第に―・りつらなりつつ」〈発心集・四〉
つなぎ合わせる。つなぐ。
神山の園の葵を―・りつつ」〈堀河百首

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精選版 日本国語大辞典 「鏈る」の意味・読み・例文・類語

くさ・る【鏈】

  1. [ 1 ] 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙 つながる。続く。つながり合う。
    1. [初出の実例]「六には骨の際拘(鉤)の鎖るがごとし」(出典:大智度論天安二年点(858))
  2. [ 2 ] 〘 他動詞 ラ行四段活用 〙 つなぎ合わせる。つづり合わせる。
    1. [初出の実例]「かんの殿のは、こむらさきのいとげにからとりくさらせ」(出典:宇津保物語(970‐999頃)楼上上)
    2. 「思ひを述ぶるに至るまで、長歌にくさりて述べつつ」(出典:高倉院升遐記(1182))

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