旺文社世界史事典 三訂版 「鏡鑑」の解説
鏡鑑
きょうかん
作製当時は宗教的意義をもつことが多く,現在は工芸的に価値がある。中国では,戦国時代末期より鳥獣神仙をあしらったすぐれた意匠のものが作られ,唐代には八花・八稜 (はちりよう) 形の形に花鳥・植物をデザインして,華麗さの絶頂を示した。ギリシアでは,好んでヴィーナス像が彫られた。エジプト・ペルシア・北方遊牧民族などもそれぞれの形と意匠をもっているが,その間に多くの交流と模倣があった。
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