鏤める(読み)チリバメル

デジタル大辞泉 「鏤める」の意味・読み・例文・類語

ちり‐ば・める【×鏤める/散りばめる】

[動マ下一][文]ちりば・む[マ下二]金銀宝石などを、一面に散らすようにはめこむ。また比喩的に、文章のところどころに美しい言葉などを交える。「螺鈿らでんを―・めた小箱」「甘言を―・めた手紙

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精選版 日本国語大辞典 「鏤める」の意味・読み・例文・類語

ちり‐ば・める【鏤】

  1. 〘 他動詞 マ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]ちりば・む 〘 他動詞 マ行下二段活用 〙 ほりつける。きざみつける。ほって、金銀・宝玉などをはめこむ。また、比喩的に、文章などで美しいことばなどを所々にはさみこむ。
    1. [初出の実例]「所衆車中、張施錦繍、塗鏤金銀」(出典左経記‐万寿三年(1026)四月一七日)

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