鐺山村(読み)こてやまむら

日本歴史地名大系 「鐺山村」の解説

鐺山村
こてやまむら

[現在地名]宇都宮市鐺山町・清原工業団地きよはらこうぎようだんち

北は竹下たけした村、東は氷室ひむろ村。芳賀はが郡に属し、鬼怒川東岸に位置する東西に長い地域。近世初期は宇都宮藩領。慶安郷帳に田方一五二石余・畑方六二石余とある。改革組合村では幕府領。旧高旧領取調帳では幕府領九四石余と烏山藩領二一三石余。天保年間(一八三〇―四四)の家数四五(改革組合村)用水は安永六年(一七七七)より一一ヵ村組合用水の板戸いたど用水を利用している。

鬼怒川の河岸場で、万治四年(一六六一)の鬼怒川川下げ荷物船賃定(坂本竜太文書)には、当河岸より下流の河岸への賃金が記されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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