喜三郎(読み)きさぶろう

精選版 日本国語大辞典 「喜三郎」の意味・読み・例文・類語

きさぶろうキサブラウ【喜三郎】

  1. [ 一 ] 江戸時代大坂薬種商の名。この店で売る膏薬(こうやく)は喜三郎の膏薬と呼ばれ流行した。
  2. [ 二 ] 近世江戸侠客。本名野出喜三郎。五人力で、二尺五、六寸長脇差で町々を闊歩(かっぽ)したが、ある時の喧嘩片腕を折られ、これを見苦しいとして、子分の者に鋸で斬り落とさせたところから腕の喜三郎と呼ばれた。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android