鑿鑿(読み)さくさく

精選版 日本国語大辞典 「鑿鑿」の意味・読み・例文・類語

さく‐さく【鑿鑿】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙
  2. ことばがあざやかなさま。ことばのたくみなさま。
    1. [初出の実例]「世称鑒賞精覈者、引証古今、鑿々弁証」(出典:随筆・山中人饒舌(1813)上)
    2. [その他の文献]〔桃花扇‐辞院〕
  3. あきらかなさま。はっきりとしているさま。
    1. [初出の実例]「其伝の誣妄ならさること、鑿鑿として信ずるに足れり」(出典:米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉四)
    2. [その他の文献]〔詩経‐唐風・揚之水〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「鑿鑿」の読み・字形・画数・意味

【鑿鑿】さくさく

鮮明なさま。〔詩、唐風、揚之水〕揚(あが)れる水 白石鑿鑿たり

字通「鑿」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android