長井坂村
ながいざかむら
[現在地名]門前町長井坂
地原村の東、八ヶ川上流南岸の段丘に立地。中世櫛比庄内保村の内。永和四年(一三七八)四月二七日の沙弥長谷部芝叟寄進状(総持寺文書)に「ながい村」とみえ、当地に比定される。長谷部一族の崇信・暁窗の菩提のため総持寺に地内の田一段を寄進している。永徳二年(一三八二)一〇月一三日の了宗内保村内寺領渡状(同文書)では総持寺法光院に「なが井のたきのまゑ」の二〇〇刈の地が交付されている。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
Sponserd by 