長富村(読み)ながとみむら

日本歴史地名大系 「長富村」の解説

長富村
ながとみむら

[現在地名]五所川原市長富

金木かなぎ台地西端二ノ沢にのさわ溜池の西に位置し、南は毘沙門びしやもん村、北は嘉勢かせ(現北津軽郡金木町)に接する。

元禄一四年(一七〇一)の陸奥国津軽郡郷帳(市立弘前図書館蔵)、文化一〇年(一八一三)の御郡中村名書上帳(国立史料館蔵)には当村が見当らず、天保郷帳に長富村二二二・六石とあり、開発が非常に遅れたところであったとみられる。文化六年新岡仁兵衛が二の沢・三の沢に長富新田を開いたという(五所川原市史年表)。天保五年(一八三四)の郷村帳によれば、寛政一〇年(一七九八)に一四三・三石、文化九年に七九・三石の新田高が書上げられている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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