精選版 日本国語大辞典 「毘沙門」の意味・読み・例文・類語 びしゃもん【毘沙門】 [ 1 ] ( [梵語] Vaiśravaṇa の音訳 )① =びしゃもんてん(毘沙門天)[初出の実例]「北方毘沙門、此云二多聞主一」(出典:仁王般若経疏(8C中か)上一)② 狂言。大蔵流。前半は「毘沙門連歌」と同一で、最後は毘沙門が舞い納める。[ 2 ] 〘 名詞 〙 ( [ 一 ]①の使いといわれるところから ) 百足(むかで)をいう。[初出の実例]「そりゃそりゃそりゃ・びしゃもん様かかぢはらか」(出典:雑俳・削かけ(1713)) びさもん【毘沙門】 =びしゃもん(毘沙門)[ 一 ][初出の実例]「おびたたしげに、ひさもんなどを見る心ちして」(出典:讚岐典侍(1108頃)下) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例