長房(読み)ながぶさ

精選版 日本国語大辞典 「長房」の意味・読み・例文・類語

なが‐ぶさ【長房】

  1. 〘 名詞 〙 房の長いこと。また、そのもの。特に法華宗日蓮宗)で用いる房の長い数珠。長数珠。転じて、法華宗の信者
    1. [初出の実例]「金ほり迄も長ぶさにしてかへり」(出典:雑俳・川柳評万句合‐天明三(1783)満二)
    2. 「杖を突き、長房の珠数持出て来る」(出典:歌舞伎・お染久松色読販(1813)序幕)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

106万円の壁

会社員に扶養されるパートら短時間労働者は年収106万円以上になると厚生年金保険料などの負担が生じて手取りが減る。将来の年金額は手厚くなるが、働き控えを招く「壁」とされ、企業の人手不足の要因となる。厚...

106万円の壁の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android