長房(読み)ながぶさ

精選版 日本国語大辞典 「長房」の意味・読み・例文・類語

なが‐ぶさ【長房】

  1. 〘 名詞 〙 房の長いこと。また、そのもの。特に法華宗日蓮宗)で用いる房の長い数珠。長数珠。転じて、法華宗の信者
    1. [初出の実例]「金ほり迄も長ぶさにしてかへり」(出典:雑俳・川柳評万句合‐天明三(1783)満二)
    2. 「杖を突き、長房の珠数持出て来る」(出典:歌舞伎・お染久松色読販(1813)序幕)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android