長数珠(読み)ながじゅず

精選版 日本国語大辞典 「長数珠」の意味・読み・例文・類語

なが‐じゅず【長数珠】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 数珠の長いもの。法華宗日蓮宗)で用いる。長念珠(ながねんず)。法華数珠。
    1. [初出の実例]「手に長珠数をつまくり、口に題目をとなへ」(出典:慶長見聞集(1614)二)
  3. 転じて、法華宗。また、その信者
    1. [初出の実例]「日本一(いち)にならびなき日(にち)様をわすれたか。イヤ此ながじゅつめが」(出典咄本・楽牽頭(1772)宗旨論)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

排他的経済水域

略称 EEZ。沿岸国が水産資源や海底鉱物資源などについて排他的管轄権を行使しうる水域。領海を越えてこれに接続する区域で,領海基線から 200カイリの範囲をいう。沿岸国は,水中ならびに海底と地下の天然資...

排他的経済水域の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android