長柄の傘(読み)ナガエノカサ

デジタル大辞泉 「長柄の傘」の意味・読み・例文・類語

ながえ‐の‐かさ【長柄の傘】

貴人などにさしかけるため、柄を長くした傘。のちに、遊女揚屋・引き手茶屋などへ往来するのにも用いた。ながえのからかさ。

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関連語 長柄 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「長柄の傘」の意味・読み・例文・類語

ながえ【長柄】 の 傘(かさ・からかさ)

  1. 貴人にさしかけるため、柄を長くしたかさ。後には、遊女の道中にも用いた。長柄傘
    1. [初出の実例]「空が曇れば、長柄(ナカヘ)の傘(カラカサ)無き事をかなしみ」(出典浮世草子好色二代男(1684)三)

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