長柄の傘(読み)ながえのかさ

精選版 日本国語大辞典 「長柄の傘」の意味・読み・例文・類語

ながえ【長柄】 の 傘(かさ・からかさ)

貴人にさしかけるため、柄を長くしたかさ。後には、遊女道中にも用いた。長柄傘
浮世草子好色二代男(1684)三「空が曇れば、長柄(ナカヘ)の傘(カラカサ)無き事をかなしみ」

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デジタル大辞泉 「長柄の傘」の意味・読み・例文・類語

ながえ‐の‐かさ【長柄の傘】

貴人などにさしかけるため、柄を長くした傘。のちに、遊女が揚屋・引き手茶屋などへ往来するのにも用いた。ながえのからかさ。

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