長精進(読み)ながしょうじん

精選版 日本国語大辞典 「長精進」の意味・読み・例文・類語

なが‐しょうじん‥シャウジン【長精進】

  1. 〘 名詞 〙 長期間にわたって行動飲食を制限し、身をきよめて不浄を避けること。ながしょうじ。ながそうじ。
    1. [初出の実例]「扨も殊勝な御事や然し左様な長精進は中落するのが法ぢゃげな」(出典:浄瑠璃・鬼鹿毛無佐志鐙(1710頃)四)

なが‐しょうじ‥シャウジ【長精進】

  1. 〘 名詞 〙ながしょうじん(長精進)
    1. [初出の実例]「日ごろのながしゃうじしつる人の、たのもしげなけれど」(出典:蜻蛉日記(974頃)中)

なが‐そうじ‥サウジ【長精進】

  1. 〘 名詞 〙ながしょうじん(長精進)
    1. [初出の実例]「なかさうしして、山寺にこもりなんに」(出典:蜻蛉日記(974頃)中)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

戒厳令

一般的には指定地域で、国の統治権の全部または一部を軍に移行し、市民の権利や自由を保障する法律の一部効力停止を宣告する命令。戦争や紛争、災害などで国の秩序や治安が極度に悪化した非常事態に発令され、日本...

戒厳令の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android