長見義三(読み)オサミ ギゾウ

20世紀日本人名事典 「長見義三」の解説

長見 義三
オサミ ギゾウ

昭和期の小説家



生年
明治41(1908)年5月13日

没年
平成6(1994)年4月21日

出生地
北海道夕張郡長沼町

学歴〔年〕
早稲田大学文学部仏文科〔昭和13年〕卒

主な受賞名〔年〕
千歳市教育文化功労賞〔昭和60年〕,北海道文化賞〔平成2年〕

経歴
北海道農産物検査所に勤務し、昭和3年「母胎より塚穴へ」が小樽新聞の懸賞小説1等入選となる。上京して10年早大に入り、小説家・八木義徳親交を結ぶ。在学中の10年「ほっちゃら魚族」を発表、14年「姫鱒」で第9回芥川賞候補となる。他の作品に「アイヌの学校」「別れの表情」「姫鱒」「ちとせ地名散歩」。戦後は北海道・千歳の米軍キャンプで通訳を務め、文壇から遠ざかる。平成5年10月「長見義三作品集」(全3冊 恒文社)及び作品集「姫鱒」(響文社)が刊行された。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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