通訳(読み)つうやく

精選版 日本国語大辞典の解説

つう‐やく【通訳】

〘名〙 異なった国語を話す人や言語の不自由な人などの間にたって、訳して、互いの意思を通じるようにすること。また、その人。通弁。通事。
※刑事訴訟法(明治二三年)(1890)一〇一条「通事は正実に通訳す可き宣誓を為す可し」
※さまよへる猶太人(1917)〈芥川龍之介〉「通訳の騎士(ナイト)が〈略〉云った」 〔後漢書‐和帝記論〕
[補注]近世までの「通事(つうじ・つうず)」「通弁」に代わり、主として明治時代から用いられるようになった。

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デジタル大辞泉の解説

つう‐やく【通訳】

[名](スル)異なる言語を話す人の間に立って、双方の言葉を翻訳してそれぞれの相手方に伝えること。また、その人。「ドイツ語を通訳する」「同時通訳

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世界大百科事典 第2版の解説

つうやく【通訳 interpreter】

当事者間において言語の相違その他の理由により意志疎通に支障がある場合,両者の間にたって互い意図を伝達する人。日常会話,商談,外交交渉,討論,講演などに多く用いられ,まず逐語的に正確に訳すことが求められる。したがってつねに対話のわき役で,古代から多く用いられていたにもかかわらずその名が残ることはまれであった。しかし中世末期から近代初頭にかけて異文化間の接触が多くなり,伝達内容が複雑になるにしたがって,通訳の教養人格,総合的能力も求められるようになってきた。

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世界大百科事典内の通訳の言及

【訳語】より

…古代の通訳。通事とも書く。…

【通事∥通詞】より

…江戸時代の長崎の地役人で通訳官。一般に通事は中国語の唐通事を,通詞はオランダ通詞を指した。…

※「通訳」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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