長谷川摂子(読み)はせがわせつこ

百科事典マイペディア 「長谷川摂子」の意味・わかりやすい解説

長谷川摂子【はせがわせつこ】

児童文学者。島根県平田市(現出雲市)出身東京外国語大学フランス語科卒業。東京大学大学院哲学科中退。夫は哲学者長谷川宏。夫と共に学習塾を営むかたわら地域の子どもと本に関わる活動を続け,創作と評論にすぐれた作品を残した。日本絵本大賞(《きつねにょうぼう》福音館書店1999年),坪田譲治文学賞・赤い鳥文学賞・椋鳩十児童文学賞(《人形の旅立ち》福音館書店2004年)などを受賞。代表作に《めっきらもっきら どおんどん》《みず》(福音館書店),評論に《絵本が目をさますとき》がある。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「長谷川摂子」の解説

長谷川摂子 はせがわ-せつこ

1944-2011 昭和後期-平成時代の絵本作家,児童文学作家。
昭和19年2月8日生まれ。東大大学院を中退し保育士として働く。のち夫の哲学者・長谷川宏と学習塾をひらく。昭和45年赤門塾をはじめ,のち,子どもたちと絵本や詩を読んだり,わらべ唄を歌ったりする「赤門こども文庫」,「おはなしくらぶ」をひらく。平成11年「きつねにょうぼう」で日本絵本大賞。16年「人形の旅立ち」で坪田譲治文学賞,椋鳩十児童文学賞。平成23年10月18日死去。67歳。島根県出身。東京外大卒。著作はほかに「子どもたちと絵本」「くわばらくわばら」「おじょらぽん」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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