長野蘇南(読み)ナガノ ソナン

20世紀日本人名事典 「長野蘇南」の解説

長野 蘇南
ナガノ ソナン

明治〜昭和期の俳人,眼科医



生年
明治6年(1873年)

没年
昭和6(1931)年5月21日

出生地
熊本県球磨郡須恵村

本名
長野 文治

旧姓(旧名)
愛甲

別名
旧号=孤竹

学歴〔年〕
千葉医専卒

学位〔年〕
医学博士

経歴
陸軍軍医学校教官、京都衛戍病院長、第3師団軍医部長などを務め、日露戦争、シベリア出兵従軍、のち陸軍軍医監となった。大正12年退官、京都で眼科医開業。俳句は明治33年熊本在任中「紫溟吟社」に入って学び、15年「うづら」を創刊主宰した。井上微笑選の「蘇南遺吟」がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「長野蘇南」の解説

長野蘇南 ながの-そなん

1873-1931 明治-昭和時代前期の医師,俳人。
明治6年9月23日生まれ。日露戦争に従軍。陸軍軍医学校教官,京都の衛戍(えいじゅ)病院長などをつとめる。陸軍軍医監。退官後,大正12年京都で眼科医をひらく。15年俳誌「うづら」を創刊。遺句集に「蘇南遺唫」がある。昭和6年5月21日死去。59歳。熊本県出身。第一高等中学医学部(千葉大医学部の前身)卒。旧姓は愛甲。本名は文治。別号に孤竹。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android