出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
…明・清時代の宮殿である紫禁城が,天安門から端門,午門,太和門を経てはじめて太和・中和・保和三殿の中心部に達する構成をもつのは,こうした古代の制度を踏襲した結果である。古代の宮殿などの大門には,前方左右対称に張り出した門楼を付設する闕(けつ)という形式が常用され,その制度は紫禁城午門に現存する。これらの城門や宮門は,通常,高い基台をもち,その下部をくりぬいた門洞とし,上部に門楼をいただく形式になる。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」