閃光星(読み)センコウセイ

デジタル大辞泉 「閃光星」の意味・読み・例文・類語

せんこう‐せい〔センクワウ‐〕【×閃光星】

通常一定光度を示し、突発的に増光する変光星。数秒から数十秒で増光し、数分から数十分で元の光度に戻る。スペクトル型がM型の赤色矮星であり、半数連星が占める。増光は可視光ほか電波からX線まで観測される。フレア星

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改訂新版 世界大百科事典 「閃光星」の意味・わかりやすい解説

閃光星 (せんこうせい)

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世界大百科事典(旧版)内の閃光星の言及

【フレア星】より

…せん光星ともいう。変光星の一種で,不規則かつ突発的に増光し,再び短時間のうちに減光して,通常の明るさに戻るもの。1950年代に新しい種類の変光星として認められた。典型はくじら座UV星で,この種類の多くはM型の輝線星に属する。増光は紫外域で顕著で,6等級以上にも及ぶことがある。始まりから終りまでが数十秒間の小規模なものから,数時間に及ぶ大規模なものまでがある。こうしたフレア現象の原因は,太陽面上で起こるフレア現象と似た,恒星表面での電磁流体力学的な不安定性によるものと考えられているが,そのエネルギー規模は,太陽のものの100倍以上にも及ぶとされている。…

※「閃光星」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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