開戸(読み)ひらきど

精選版 日本国語大辞典 「開戸」の意味・読み・例文・類語

ひらき‐ど【開戸】

  1. 〘 名詞 〙
  2. (くるる)または蝶番(ちょうつがい)などの装置によって開閉する造りの戸。
    1. [初出の実例]「今講堂者、五間四面、〈略〉東西脇各在開戸一具」(出典:多武峰略記(1197)下)
  3. 特に、輿(こし)牛車(ぎっしゃ)などの出入口にある扉。〔門室有職抄(1222‐33頃)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 項目

普及版 字通 「開戸」の読み・字形・画数・意味

【開戸】かいこ

籍を外す。

字通「開」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

世界大百科事典(旧版)内の開戸の言及

【建具】より

…特殊な開閉対象の建具に換気扇用建具,家畜用建具,防潮用建具などいろいろのものがあり,出る人は自由だが出た人は再び入れないという,同じ出入対象を区別する建具(動物園の裏門などに設けられる回転扉)もある。
[開閉方式による種別]
 開閉方式の基本は,引戸と開戸である。引戸は日本の伝統的開閉方式(中世以降)で,開戸は欧米の伝統的開閉方式である。…

※「開戸」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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