開浴(読み)かいよく

精選版 日本国語大辞典 「開浴」の意味・読み・例文・類語

かい‐よく【開浴】

  1. 〘 名詞 〙 浴室を開いて入浴することをいう禅宗用語。夏は毎日一回、冬は五日に一回とする清規(しんぎ)規律がある。
    1. [初出の実例]「晩入超・恵二人之軒小詐、開浴之次、以湯洗灸瘡云」(出典:蔗軒日録‐文明一八年(1486)四月二九日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の開浴の言及

【雲水】より

…粥坐(しゆくざ)(朝食),斎坐(昼食),薬石(やくせき)(夕食)と称する食事は,行鉢(ぎようはつ)と称する禅門の食事作法で行う。入浴(開浴(かいよく))は,四九日(しくにち)(4と9の日)に行う。雲水の行為はすべて修行である。…

※「開浴」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android