一回(読み)イッカイ

  • いっかい ‥クヮイ
  • いっかい〔クワイ〕
  • ひとまわり ‥まはり

デジタル大辞泉の解説

一度。ひとたび。「週に一回の稽古」「一回行ってみよう」
ひとまわり。ひとめぐり。
小説などの一章または一段。
野球で、最初の回。「一回

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙
① ひとたび。一度。
※菅家文草(900頃)一・会安秀才餞舎兄防州「一廻告別腸千断、我助君情独向一レ隅」
② (━する) ひとまわりして、もとへ戻ること。一周。一巡り。〔日葡辞書(1603‐04)〕
※乾坤弁説(1656)亨「一昼一夜の内月は一世界を一廻する故に」 〔孟郊‐怨別詩〕
③ 一年。〔易林本節用集(1597)〕
④ 小説本などの一章または一段。
※浮世草子・諸道聴耳世間猿(1776)一「一回 要害は間にあはぬ町人の城廓」
⑤ 野球で、相対する二チームが、一度ずつ攻撃と守備の側になること。前半を表といい、交替する後半を裏という。一インニング。
〘名〙
① 物のまわりやある範囲を一度回ること。一周。一巡。また、はじからはじまで。一わたり。〔日葡辞書(1603‐04)〕
※小学読本(1873)〈田中義廉〉二「此世界は〈略〉実は動くものにて、毎日一廻りづつ廻り」
② 分担などが、順に全部まわること。また、その一巡。
③ 十二支で、一巡する年数。一二年。一二歳。また、一〇年をさして用いることもある。
※狂歌・銀葉夷歌集(1679)一「一まはりまた立帰り春もけさきたの翁の馬のとしかも」
※滑稽本・浮世風呂(1809‐13)二「一(ヒト)まはり違はあ、もう丁度だはな」
④ 七日間。一週間。風呂桶の賃貸期間、湯治・服薬などの一区切りが七日であったところからいう。
※浮世草子・好色三代男(1686)二「始め一まはりといひしが、二まはりよりいくまはり」
⑤ ある物の周囲の長さ。ぐるり。
⑥ 物事の程度の一段階。人間の器量、度量の大きさにもいう。
※今年竹(1919‐27)〈里見弴〉三人上戸「もうひと周り上手の小僧ッ子扱ひだ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

ASMR

聴覚や視覚などへの刺激によって、心地よさやゾクゾクするような快感が引き起こされる現象のこと。「Autonomous Sensory Meridian Response(自律感覚の絶頂反応)」の略で、定...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

一回の関連情報