開牛蒡(読み)ひらきごぼう

精選版 日本国語大辞典 「開牛蒡」の意味・読み・例文・類語

ひらき‐ごぼう‥ゴバウ【開牛蒡】

  1. 〘 名詞 〙 算木(さんぎ)のように長方形柱状に切った牛蒡。「開く」が開運を意味し、縁起のよいものとして、開豆(ひらきまめ)とともに、歯朶(しだ)・楪(ゆずりは)を敷いて、両の物という土器に盛って新年祝賀の飾り膳に供えられる。さんぎごぼう。また、牛蒡をゆでてから包丁すりこぎなどでたたき、味つけしたおせち料理。たたきごぼう。《 季語・新年 》 〔俳諧・俳諧新式(1698)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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