開高健賞(読み)かいこうたけししょう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「開高健賞」の意味・わかりやすい解説

開高健賞
かいこうたけししょう

1989年 12月に逝去した開高健のユニークな業績をたたえるべく 90年に創設された文学賞開高健は『裸の王様』で 57年の芥川賞受賞以後,純文学においてだけでなく広い分野足跡を残した。アイヒマン裁判傍聴記,ベトナム戦争従軍記から,南北アメリカを縦断しアマゾン,さらにはモンゴルにまで及んだ釣り紀行など,小説以外の分野を文学にまで鍛え上げたといわれる。そのような彼の文学上の遺志を尊重して,これまでの文学様式や国内外・ジャンルを問わない異色の文学賞である。正賞ならびに副賞として 300万円が贈呈される。

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