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閑隠席 かんいんせき

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

閑隠席
かんいんのせき

京都・大徳寺塔頭(たっちゅう)聚光院(じゅこういん)本堂の背後に建つ書院の中につくり込まれた茶室。玉林院の大竜和尚(おしょう)の筆録に「寛保(かんぽう)元酉(とり)年、聚光院利休居士(こじ)百五拾年忌之節、千宗左老被致寄附(きふいたされ)候茶所ニテ、朝茶湯ニ御逢被成度旨(おあいなされたきむね)」との記事がみえ、1741年(寛保1)に如心斎(じょしんさい)(表千家7世)が聚光院に「茶所」を寄付したことが知られる。この茶所が閑隠席にあたる。三畳敷、炉は上げ台目切(だいめぎり)で中柱を立てている。中柱は赤松皮付きの直材で、横木を入れ、下方を吹き抜いている。内部の構成は簡潔で、用材の取り合せは利休流らしい簡素さをみせている。窓は墨蹟窓(ぼくせきまど)と躙口(にじりぐち)上の連子窓(れんじまど)の二つしかなく、明かりが抑制された引き締まった空間を形成している。[中村昌生]

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世界大百科事典内の閑隠席の言及

【聚光院】より

…《三好長慶画像》(1566)は重要文化財。本堂北東の書院は,千宗左が利休百五十回忌の追善茶会のため寄進したもので,1739年(元文4)から翌年にかけて造営され,北西隅の茶室閑隠席(かんいんせき)は重要文化財。なお境内には三好長慶および利休をはじめとする千家歴代の墓がある。…

※「閑隠席」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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