間も無し(読み)まもなし

精選版 日本国語大辞典 「間も無し」の意味・読み・例文・類語

ま【間】 も=無(な)し[=無(な)い]

  1. 絶え間なく継続するさま。絶えずに続いている。
    1. [初出の実例]「さざらなみまもなく岸を洗ふめり渚きよくば君とまれとか」(出典:大和物語(947‐957頃)一七二)
  2. さして時間が経過しないさまを表わす。ほどない。すぐである。
    1. [初出の実例]「間(マ)もなき内に、懸る御事ども出来侍べるは」(出典浮世草子好色一代男(1682)八)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む