間を合わす(読み)まをあわす

精選版 日本国語大辞典 「間を合わす」の意味・読み・例文・類語

ま【間】 を=合(あ)わす[=合(あ)わせる]

  1. 間拍子を合わせる。
    1. [初出の実例]「品之丞が出はのうたに、人なみに頭をふって、間(マ)をあはすこそおかし」(出典浮世草子好色一代男(1682)三)
  2. 適当に処理する。その場をごまかす。間に合わせで事を行なう。間を渡す。
    1. [初出の実例]「京にも田舎にも鳩の戒といふ者有て、万の事の間を合せ」(出典:仮名草子・浮世物語(1665頃)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android