間欠運動(読み)かんけつうんどう

日本大百科全書(ニッポニカ) 「間欠運動」の意味・わかりやすい解説

間欠運動
かんけつうんどう

運動時間とともに持続するのでなく、ある時間経過すると停止し、停止したのち、ふたたび運動が開始することを繰り返す運動をいう。映写機撮影機フィルムを送るのには間欠運動をする必要がある。フィルムはレンズ位置でいったん停止し、シャッターが開いて撮影が行われると、1こま送られる。次の1こまがレンズの位置にくると、またフィルムは停止する。このようにフィルムを送るのには十字車が使われる。一定回転しているピン車のピンが、十字車の溝に入り込んだときだけ十字車は回転する。また、カム歯車でも間欠運動をさせることができる。間欠運動は、自動機械などに多く利用されている。

[中山秀太郎]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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