間部氏(読み)まなべうじ

改訂新版 世界大百科事典 「間部氏」の意味・わかりやすい解説

間部氏 (まなべうじ)

近世大名。甲府徳川家の家臣であったが,詮房(あきふさ)のとき綱豊(将軍家宣)の側近として幕臣となる。以後数度の加増をうけ,1706年(宝永3)1万石の大名となり,若年寄格。さらに側用人に進められる一方,3度加増され上州高崎5万石を領有。しかし詮房罷免により17年(享保2)越後村上へ転封。ついで20年,遺領を継いだ弟詮言(あきとき)は越前鯖江(さばえ)に移される。また幕末の老中詮勝(あきかつ)は在任中の失政を理由に,1862年(文久2)4万石に減封された。当主は下総守,若狭守,主膳正などを称する。維新後は子爵
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