関左(読み)カンサ

デジタル大辞泉 「関左」の意味・読み・例文・類語

かん‐さ〔クワン‐〕【関左】

《南を向けば東は左であるところから》「関東かんとう」に同じ。

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精選版 日本国語大辞典 「関左」の意味・読み・例文・類語

かん‐さクヮン‥【関左】

  1. ( 南に向けば東は左であるところから ) =かんとう(関東)[ 一 ]
    1. [初出の実例]「関左之一路、残破者多矣」(出典:空華日用工夫略集‐応安三年(1370)九月二日)
    2. 「椿兵老人、たかき人の高き遊びをしたひて、関左に笠かたぶけ、北越に杖を伴ひ」(出典:俳諧・寂砂子(1824)序)
    3. [その他の文献]〔北史‐孫紹伝論〕

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普及版 字通 「関左」の読み・字形・画数・意味

【関左】かん(くわん)さ

関東。函谷関以東の地。〔北史、孫紹伝論〕孫紹は關左の士、能く時務を指論す。

字通「関」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の関左の言及

【関東】より

…函谷関(河南省の北西部)または潼関以東の地を指し,現在の河南省,山東省などの地をいう。別称は関左。なお,山海関(河北省臨楡県)以東の地も関東といい,かつての遼寧,吉林,黒竜江の三省を関東三省と称した。…

※「関左」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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