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関東漁業開発 かんとうぎょぎょうかいはつ

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世界大百科事典 第2版の解説

かんとうぎょぎょうかいはつ【関東漁業開発】

近世前期に上方漁民によって行われた関東の漁業開発をいい,それには大別して二つの側面がある。第1は大阪湾岸の漁民の移住によって江戸の漁師町のいくつかが成立したということである。幕府の御菜魚を上納していた佃島(つくだじま)は天正年間以降,摂津西成郡佃・大和田両村の漁民が移住してきたものだというし,深川漁師町についても同じころやはり摂津漁民の移住によってできたという。第2は主として紀州漁民が近世初期から中期にかけて,まかせ網(旋網類),八手網(敷網類)などの進んだ漁労技術をもって房総沿岸の各地に出漁し,やがて移住してきて関東漁業開発に大きな役割を果たしたことである。

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All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

世界大百科事典内の関東漁業開発の言及

【上総国】より

…近世を通して譜代小藩分立の地であり,また天領・旗本知行所が犬牙錯綜し,零細な領有関係がみられた。 近世初期から元禄期ころまで,紀伊をはじめ上方の漁民が活発に関東に来漁し,江戸の発展とともに沿岸漁業の盛大化をもたらした(関東漁業開発)。紀州栖原村の漁師角兵衛は,元和の初め外房千倉村付近に渡来し,1623年(元和9)ころ萩生村(富津市萩生)に移り,竹ヶ岡・萩生・金谷3ヵ浦の磯根でタイ漁の桂網を始めている。…

※「関東漁業開発」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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