白浜(読み)しらはま

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

白浜
しらはま

千葉県南部,南房総市南部の旧町域。房総半島の南端に位置し,太平洋に臨む。 1933年町制。 1954年長尾村と合体。 2006年富浦町,富山町,三芳村,千倉町,丸山町,和田町と合体して南房総市となった。北部には標高約 100mの海食崖が連なり,数段の海岸段丘が発達。温暖な無霜地帯で,夏場も涼しく,東京に近い避寒避暑の好適地。段丘面では花卉園芸が行なわれ,米と並ぶ主要作物となっている。海女による潜水漁業が行なわれ,アワビ,サザエ,海草類が採取される。房総フラワーラインの開通以来,ホテル,民宿などが増加し,観光業が盛んとなった。房総半島南端の野島崎には灯台が建つ。南房総国定公園に属する。

白浜
しらはま

静岡県東部,伊豆半島南東にある下田市の地区。旧村名。 1955年下田町と合体,71年市制。伊豆大島をはじめ伊豆七島を一望に眺められ,白砂の美しい海岸美をもつ南伊豆の景勝地の1つ。夏には海水浴やサーフィンなどレジャーの好適地。伊豆最古の神社である式内社白神社 (伊古奈比 咩命神社) の境内には,海食洞岩礁があり,多彩な植物群落が繁茂している。特にアオギリ自生地は天然記念物に指定されている。また寒天の原料テングサの名産地でもある。富士箱根伊豆国立公園に属する。

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デジタル大辞泉の解説

しら‐はま【白浜】

砂で白く見える浜。白砂の浜。

しらはま【白浜】[地名]

千葉県、房総半島南端の地名。太平洋に面する観光地。野島崎灯台がある。花卉(かき)栽培が盛ん。
静岡県下田市の地名。伊豆半島南部にあり相模灘(さがみなだ)に面する。海水浴場として知られる。
和歌山県南西部、西牟婁(にしむろ)郡の地名。太平洋に面する。温泉が多く、湯崎温泉は古来より牟婁の湯として知られた。古称白良浜(しららはま)。

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大辞林 第三版の解説

しらはま【白浜】

白い砂の浜辺。

しらはま【白浜】

千葉県南部、南房総市の地名。房総半島最南端にあり、野菜・花卉かきを栽培。南房総国定公園に属する。
和歌山県紀伊半島南西部、太平洋に面する町。気候と風景に恵まれた温泉郷。

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精選版 日本国語大辞典の解説

しら‐はま【白浜】

[1] 〘名〙 白い砂浜。白砂の浜。
※万葉(8C後)六・九三八「浦を良み 諾(うべ)も釣はす 浜を良み 諾も塩焼く 在り通ひ 見(め)さくもしるし 清き白浜(しらはま)
[2]
[一] 千葉県南部の地名。房総半島の南端にあり、太平洋に面する。無霜地帯で、草花や野菜の促成栽培や潜水漁業がさかん。南房総国定公園の一中心。野島崎灯台がある。
[二] 和歌山県南西部の地名。太平洋に面する。白浜、椿などの温泉や、円月島などがある観光保養地。
[三] 静岡県下田市北東部の地名。旧賀茂郡白浜村。また、相模灘に面するその海岸名。第三紀白浜層の凝灰岩が標式的に発達する白砂の浜は、富士箱根伊豆国立公園の一部。
[四] 高知県安芸郡東洋町の地名。その砂浜は海水浴場・キャンプ地として知られる。室戸阿南海岸国定公園の一部。

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