関西電力の金品受領問題

共同通信ニュース用語解説 「関西電力の金品受領問題」の解説

関西電力の金品受領問題

福井県高浜町の建設会社が税務調査を受けたのを機に、関電役員らが同町の元助役森山栄治もりやま・えいじ氏(故人)から多額の金品を受領していたことが2019年に発覚。第三者委員会は20年、金品受領者が75人、総額が約3億6千万円相当だったとする報告書をまとめ、赤字で減額した役員報酬を関電が補塡ほてんしていた問題も判明した。大阪地検特捜部は、会社法違反などの疑いで告発された旧経営陣9人を不起訴としたが、検察審査会は補塡問題を「起訴相当」、金品受領問題を「不起訴不当」と議決。特捜部がいずれも再び不起訴とし、検審は2回目の審査で補塡問題について「起訴するに至らない」と議決した。

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