関谷四郎(読み)セキヤ シロウ

20世紀日本人名事典 「関谷四郎」の解説

関谷 四郎
セキヤ シロウ

昭和・平成期の鍛金



生年
明治40(1907)年2月11日

没年
平成6(1994)年12月3日

出生地
秋田県秋田市

主な受賞名〔年〕
日本伝統工芸展日本工芸会総裁賞(第15回)〔昭和43年〕,日本伝統工芸展20周年記念特別賞〔昭和48年〕,新匠工芸展稲垣賞(第31回)〔昭和51年〕

経歴
物心ついた時に小児マヒにかかり、右足が不自由となる。昭和2年上京、3年鍛金家の河内宗明に師事。鉄と銅、銀と赤銅などの細い板金を鑞付けする独創的な接合(はぎあわせ)技法を編み出す。日本鍛金協会展、新文展、日展などに出品し、また生活工芸集団会員として活躍。37年日本伝統工芸展に初入選、44年同展鑑査員、45年より新匠工芸展審査員。52年人間国宝となる。平成9年秋田市立赤れんが郷土館に関谷四郎記念室がオープン。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「関谷四郎」の解説

関谷四郎 せきや-しろう

1907-1994 昭和-平成時代の鍛金(たんきん)家。
明治40年2月11日生まれ。昭和3年から河内宗明に師事。日本鍛金協会展,日展,日本伝統工芸展で活躍し,受賞をかさねる。鉄,銅,銀などの異なる板金をろうで溶接する接合(はぎあわせ)技法によって独自の作風をきずいた。52年人間国宝。平成6年12月3日死去。87歳。秋田県出身。作品に「赤銅接合皿」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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