関野宿(読み)せきのじゆく

日本歴史地名大系 「関野宿」の解説

関野宿
せきのじゆく

[現在地名]藤野町小淵

甲州道の宿駅。東は吉野よしの宿、西は甲州上野原うえのはら宿(現山梨県北都留郡上野原町)。宿駅として独立しておらず、小淵おぶち村の一小名が宿駅の機能を果した。文政四年(一八二一)の小淵村明細帳(県史九)によれば、小淵村の村高三四四石余、うち高二八石八斗余が宿高、高三石五斗余が御伝馬屋敷免除。往還家並長さ一町一六間、表町家二二軒、在家九二軒、問屋場一ヵ所、本陣一、脇本陣一、旅籠屋四、茶屋二。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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