関良一(読み)セキ リョウイチ

20世紀日本人名事典 「関良一」の解説

関 良一
セキ リョウイチ

昭和期の近代文学研究者 専修大学文学部教授。



生年
大正6(1917)年12月14日

没年
昭和53(1978)年3月10日

出生地
東京

学歴〔年〕
東京文理科大学国語国文学科卒

経歴
山形大学、二松学舎大学を経て、専修大学文学部教授に就任。昭和10年代に「『小説神髄』の成立」「有賀長雄の『文学論』について」などの明治啓蒙期文学に関する先駆的論文を発表。戦後は逍遙研究を発展させ、また二葉亭、鷗外、一葉、透谷、近代詩などについて実証的な研究を進めた。著書に「樋口一葉考証と試論」「逍遙・鷗外考証と試論」「日本近代詩講義」、「近代詩」(有精堂「近代文学注釈大系」2所収)などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android