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近代詩 キンダイシ

大辞林 第三版の解説

きんだいし【近代詩】

伝統的な和歌・俳諧・漢詩などを排し、自由な形式と平易な言葉で、新しい思想・感情を表した詩。欧米の詩型と詩法に影響されて、明治中期新体詩として成立。島崎藤村の「若菜集」に始まり、象徴詩運動を経て萩原朔太郎の「月に吠える」で口語自由詩として完成した。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

世界大百科事典内の近代詩の言及

【詩】より

…とりわけ日本語で〈詩〉といった場合には事情が複雑である。詩という呼称はもともと中国の文芸上の一様式をさすものであり,江戸時代までは詩といえばいわゆる漢詩をさしていたが,明治以降,西欧文芸におけるポエトリーpoetry(英語)またはポエジーpoésie(フランス語)の理念が導入された結果,現在では,詩といえば狭義には文芸の一部門としての新体詩およびそれ以後の近代詩,現代詩をさしながら,広義には言語芸術のうちで散文に対立する韻文芸術の総体を包括的にさすこともある言葉となった。しかし日本固有の韻文芸術は伝統的に詩とは呼ばれず,歌や句といった別種の呼称を現在でも守っているから,狭義の詩はしばしば短歌や俳句や歌謡と並ぶ表現様式の一つとして扱われる一方,広義の詩を言いあらわすためには便宜的に〈詩歌〉という言葉が使われたりする。…

【文学】より

…このように近代の散文とくに小説は科学の強い影響をうけたが,そのことは文学が科学に浸透しつくされたという意味ではもちろんない。かえってこの風潮に反発する動きを一方には生み出したのであって,その代表が近代詩である。 散文が科学を志向するように,近代詩は音楽をモデルとし,あたうかぎり純粋な芸術たろうとする。…

※「近代詩」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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