閻浮樹(読み)えんぶじゅ

精選版 日本国語大辞典 「閻浮樹」の意味・読み・例文・類語

えんぶ‐じゅ【閻浮樹】

〘名〙
閻浮提(えんぶだい)大森林中にあると伝えられる想像上大樹常緑樹で、高さ百由旬(ゆじゅん)あるという。閻浮。
※狂雲集(15C後)学林宗参庵主水葬「流水千江機輪転、閻浮樹下月如弓」 〔大智度論三五
② インド各地にある落葉植物の名。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「閻浮樹」の意味・読み・例文・類語

えんぶ‐じゅ【×閻浮樹】

閻浮提雪山せっせんの北、香酔山こうすいせん南麓の無熱池むねっちのほとりに大森林をなすという大木

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android