闇から闇(読み)やみからやみ

精選版 日本国語大辞典 「闇から闇」の意味・読み・例文・類語

やみ【闇】=から[=より]闇(やみ)

  1. 暗黒世界から暗黒世界に移っていくこと。瞬時光明に出合わないこと。煩悩の世界を流転すること。
    1. [初出の実例]「従冥入於冥 たのむべしやみよりやみにうつるとも影にかげそふ月も出なば」(出典:広本拾玉集(1346)二)
  2. 胎児を出生しないうちに死なせること。堕胎すること。
    1. [初出の実例]「足利の御世継と敬はるる子を持ちながら闇より闇に落すかと思へど」(出典:浄瑠璃・本朝二十四孝(1766)一)
  3. 後に証拠が残らないように、こっそり事件を始末すること。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 足利 出典 実例

《「晋書」杜預伝から》竹が最初の一節を割るとあとは一気に割れるように、勢いが激しくてとどめがたいこと。「破竹の勢いで連戦連勝する」[類語]強い・強力・強大・無敵・最強・力強い・勝負強い・屈強・強豪・強...

破竹の勢いの用語解説を読む