闇から闇(読み)やみからやみ

精選版 日本国語大辞典 「闇から闇」の意味・読み・例文・類語

やみ【闇】=から[=より]闇(やみ)

  1. 暗黒世界から暗黒世界に移っていくこと。瞬時光明に出合わないこと。煩悩の世界を流転すること。
    1. [初出の実例]「従冥入於冥 たのむべしやみよりやみにうつるとも影にかげそふ月も出なば」(出典:広本拾玉集(1346)二)
  2. 胎児を出生しないうちに死なせること。堕胎すること。
    1. [初出の実例]「足利の御世継と敬はるる子を持ちながら闇より闇に落すかと思へど」(出典:浄瑠璃・本朝二十四孝(1766)一)
  3. 後に証拠が残らないように、こっそり事件を始末すること。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 足利 出典 実例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む