阿僧村
あそうむら
[現在地名]由比町阿僧
由比川中流右岸から西方浜石岳(七〇七・一メートル)にかけての広い山地を村域とし、東は同川を隔てて東山寺村。慶長六年(一六〇一)の彦坂光正年貢割付(由比家文書)によると麻生村の高九八石余。同八年・一一年の井出正次年貢請取状(同文書)には阿僧村、同一四年と考えられる検地帳(阿蘇宇神社蔵)には麻生村とあり、江戸時代初期には両表記が混用されていた。元禄郷帳によると高一一七石余。領主の変遷は由比宿に同じ。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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