阿千代船(読み)おちよぶね

精選版 日本国語大辞典 「阿千代船」の意味・読み・例文・類語

おちよ‐ぶね【阿千代船】

  1. 〘 名詞 〙 江戸時代墨田川売春を行なった小舟明和一七六四‐七二)頃、阿千代という女が有名であったところからいう。おちよ。船饅頭(ふなまんじゅう)
    1. [初出の実例]「おちよ舟沖迄こぐはなじみだけ」(出典:雑俳・川柳評万句合‐明和二(1765)礼六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android