日本歴史地名大系 「阿弥陀原古墳群」の解説 阿弥陀原古墳群あみだがばらこふんぐん 岡山県:総社市奥坂村阿弥陀原古墳群[現在地名]総社市奥坂鬼城(きのじよう)山の東南山裾を通り、阿弥陀原から北に至る山道の両脇に、約二〇メートルを隔てつつ六基の横穴式石室が開口していた。これらは一括して阿弥陀原古墳群とよばれ、古墳時代後半におけるやや散漫な存在状態を示す、典型的な支群の一例として知られていた。現在では、山道が南から北へ大きく回り込む東の道下にほぼ全容を残す一基のほか、道の西に奥壁と側壁の一部を残して大破したもの、やや北へ離れた西方の畑の中に封土を失って石室の露呈したもの、および古墳の潰れた跡数ヵ所をみとめるにすぎない。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by