日本歴史地名大系 「阿弥陀村」の解説 阿弥陀村あみだむら 茨城県:笠間市阿弥陀村[現在地名]笠間市箱田(はこだ)東は間黒(まぐろ)村、南は古町(ふるまち)村。中世は笠間氏の支配下にあり、江戸時代は笠間藩領で、「寛文朱印留」に村名が載る。茨城郡山内南郷村差出帳(石井家文書)によれば、慶安二年(一六四九)頃は新地(しんち)村と称したが、万治三年(一六六〇)の新開検地までに村名が改称された。慶安二年の検地で村高八三・六三四石となり、万治三年・延宝二年(一六七四)の新開検地で合せて二石余を打出す。村には野山はなく、草刈などは箱田村山へ入会い、また名主は石井(いしい)村が兼帯し、郷蔵も共同で使用し、石井村からの出作も多数あった。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by