デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「阿比留嘉兵衛」の解説 阿比留嘉兵衛 あびる-かへえ ?-? 江戸時代前期の農民。対馬(つしま)(長崎県)伊奈郷の人。元禄(げんろく)(1688-1704)のころイノシシ退治をはかる郡奉行陶山鈍翁(すやま-どんおう)により鉄砲の銃手にえらばれ,数十頭をたおす。生涯にシカ999頭を射止めるが,念願の1000頭に達することはできなかったという。晩年は殺生をたち,慈善をおこなった。また佐護郷と伊奈郷の境界紛争を解決した。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例