佐護郷(読み)さごごう

日本歴史地名大系 「佐護郷」の解説

佐護郷
さごごう

和名抄」にみえる郷名。同書の高山寺本・東急本・名博本・元和古活字本ともに下県郡のうちとして記載されるが、これは上県郡の誤りである。諸本とも佐護と記し、訓を欠くが、中世に「さこのこほり」とみえるので(貞和五年九月二二日「宗妙意書状」対馬島居巌氏所蔵文書)、古代にもサコであろう。郷名はこのように中世に郡名として継承されて近世に及び、元禄一二年(一六九九)の郡郷改正で古名に復している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む